古市と百舌鳥を代表して二人の天皇陵 |
奈良、東京、京都二か所とこつこつ集めてきた御陵印。
百舌鳥と古市の両古墳群は距離が離れており、
鉄道を使っても回り道になるなど、交通の便が悪いのですが、
指定場所で乗り捨て可能のもずふるレンタサイクルが行われていると知り、
御陵印がもらえる宮内庁事務所のある古市と
日本最大の古墳である仁徳天皇陵(大仙陵古墳)のある百舌鳥を
一緒に見て回ることにしました。
古市古墳群エリア
白鳥神社
古市駅に着いて、
まずはヤマトタケルを祭る白鳥神社へ行きましたが、
普段は駐在の神主さんはいないようで残念ながら御朱印はいただけませんでした。
この近くの駐輪所で自転車を借りるのですが、
これが後々大変な結果を招くことに…
白鳥陵古墳
仲哀天皇陵
応神天皇陵
誉田八幡宮
馬の埴輪がいい味出してる |
百舌鳥古墳群エリア
ニサンザイ古墳
途中、昼食をはさんで百舌鳥に着いて最初の古墳がここです。
ニサンザイ古墳は宮内庁によって
第18代反正天皇の空墓に推定されていますが、
その大きさから本当の陵墓ではないかという説もあるようです。
百舌鳥エリアの大型古墳としては一番新しいとされています。
ここ一帯は公園として整備されていますが、
古墳のテーマパークのような感じで
いろんなところに埴輪風のモニュメントや
前方後円墳型の丘があったり面白かったです。
仁徳天皇陵
最後に日本最大の古墳仁徳天皇陵に行きました。
桁違いの大きさでその全貌は地上からは確認できません。
これまでの天皇陵(古墳)は普通の住宅地の中にあったり、
日常風景に溶け込んでる印象ですが、
ここは駅近で大通りに面していてしっかり管理されている印象です。
地元の人も単に「御陵」と呼ぶ場合はこの仁徳天皇陵を指すそうで
実質世界遺産の中核となっています。
正直遭遇した観光客もこの古墳だけでしたしね…
16代仁徳天皇はその名前からも察するように
非常に徳の高い治世を行った「聖王」と言われ、
先代の応神天皇以上に美化されています。
それが古墳の大きさにも反映されているようです。
仁徳天皇の異母弟が菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)で、
応神天皇の皇太子で次期天皇の予定でしたが、
兄に皇位を譲るために自害したという美談があります。
これによって初代神武の頃からの
末弟が皇位を継承する慣例に変化が起こったとされます。
ちなみに地元の京都府宇治市に菟道稚郎子の陵墓があり、
宇治(うじ)の地名の由来にもなっています。
もし、菟道稚郎子が死なずに天皇として即位していたら
どいような治世になったのでしょうか…
いつか地元の陵にも参拝したい。
この後、本当は百舌鳥では二番目の大きさの
17代履中天皇陵も観て回りたかったのですが時間がなさそうだったので
仁徳天皇陵付近で自転車を乗り捨てて
百舌鳥駅から鳳駅に移動して
和泉国一宮の大鳥神社を参拝して
最初の白鳥神社から白鳥陵、最後に一宮の大鳥神社ときて
ヤマトタケルな旅として終えようとしたのですが、
借りていた自転車がもずふるレンタサイクルではなく
普通の街の駐輪所のものだったらしく、
最初の古市の駐輪所に戻さなくてはならないことが発覚…Σ(゚д゚lll)
なかなかここまで来ることがないので
大鳥神社は何としても行きたかったところですが、
未練たらたら予定を全部キャンセルして、
ひたすらスタートラインの駐輪所目指して自転車を漕ぎ続けました…
古市はいいとして百舌鳥はいつか再訪して
大鳥神社にも参拝したいと思います!
健脚の方で時間に余裕のある方はレンタサイクルで
点在する古墳を巡るのもいいと思いますが、
自転車でも両エリア間の移動は大変なので、
細かい古墳とかをスルーして
応神天皇陵と仁徳天皇陵ぐらいでいいやという方なら
両エリアを繋ぐ周遊バスのほうが良いかもです。
コメント