高御座と御帳台。

帰郷三日目は地元のイオンで買い物して
後は家でくつろいでいました。
もう一泊して4日の朝の新幹線で東京へ戻り
その日の午後から仕事始めというスケジュールでしたが、
新幹線を予約するのが遅れ、いい感じの時間帯の席は埋まってて
7時半に京都駅を出て10時頃に東京駅に着く便で帰ったため
時間に空きがあり、
せっかく東京駅まで来たので上野の東京国立博物館で行われている
特別公開「高御座と御帳台」を見に行きました。

東京国立博物館本館

戦前に流行した帝冠様式という和洋折衷の建築様式が美しい建物です。
1938年(昭和13年)に昭和天皇即位を記念して建てられました。
高御座と御帳台のみの観覧であれば無料で入館できます。
今回はどれだけ並ぶのか分からなかったので特別展だけにしました。

入り口で渡された観覧パス

開始時間は9時半からですが、
自分が行った10時過ぎの時点で既に50分待ちの行列。

尿意を我慢して並びました(;^ω^)

特別公開 高御座と御帳台

荷物検査を通って会場に入ります。
大嘗宮の参観同様に厳重なセキュリティですね。

入り口で配られた結構しっかりした冊子。
展示内容をほとんど網羅してます。

高御座
御帳台
裏側

高御座天皇陛下のみ座ることを許された玉座で
御帳台皇后陛下がお座りになります。
作りはよく似ていますが御帳台の方が小ぶりに作られていて
高御座の方が装飾も豪華で、高御座のみ国璽と御璽を置く台があります。
高御座は遅くとも奈良時代には即位の儀式で使用されていたとされ、
現存するのは大正天皇が即位された大正2年に複製されたものです。

第一会場では高御座と御帳台の実物をガラス窓越しで見ることができます。
今回は大嘗宮参観時の反省を踏まえて
ガラス窓の一番前に陣取りじっくり観察できましたw

武官(威儀の者)の装束
武官と文官

文官と女官

第二会場では儀式の際に宮内庁職員が着ていた装束や
儀式に用いられた威儀物と呼ばれる道具が展示されました。
展示を見終えて本館を出たら
まだ行列が続いていて一時間待ちになってました。

上野東照宮

特別展を見た後に上野公園周辺で
御朱印をもらった寛永寺以外の寺社仏閣を見ようと
上野東照宮に寄りましたが、
御覧の通りの行列と御朱印も13日までは書置き対応との事で、
さらに財布を見たらそもそも全然お金がなかったので
御朱印を貰わずに帰っちゃいました(;^ω^)
まぁまた上野に行く機会もあるだろうという事で…

昨年末の大嘗宮に続いて今年は初っ端から高御座を見れて
結果的に充実した正月休みだったと思います。
(鼻かぜ引いた以外は…)

高御座と御帳台は普段京都御所の紫宸殿に安置されていますが、
平成の代替わりの時と同様に
東京で即位礼正殿の儀が行われるにあたり極秘裏に東京に運ばれ、
この後は再び京都の紫宸殿に戻されます。
高御座は天皇の所在を表すともいわれていて
このことをもって今でも京都が日本の首都であるという主張があります。
(事実、東京が首都であることを明記した法令はない)

高御座は代替わり前、
京都御所の見学で普通に見ることができたそうなのですが、
東京で見る事は今しかできない貴重な体験ですし、
京都でどのような展示がされるのかはわかりませんが、
無料でここまで間近で見れる機会もそうそうないでしょう。
東京では今月19日まで公開され、
その後京都に戻って3月から京都御所でも無料公開されます。

※高御座・御帳台は個人利用に限り撮影OKという事で
ブログでの掲載に問題があれば削除予定です…

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