日枝神社・乃木神社・東郷神社~千代田線沿線神社巡り~

皇居と国会の参観を終えて、
物々しい首相官邸横の坂を下って
東京五社の残る日枝神社の御朱印を貰いに行きました。

バリケードを張ってる横の歩道を通る。

山王日枝神社

南神門
本殿
階段を登って南神門前の駐車場付近に出ました。
南神門に入るとちょうど目の前でお焚き上げをしていました。

日枝神社は江戸三大祭の一つ、山王祭が行われる神社で
東京五社に数えられる格式高い神社です。

日枝神社の特徴は狛犬がである事です。
山の神を祀っているという事ですが、
摂社に猿田彦を祀っているのと関係があるのでしょうか?

雄猿
雌猿と子猿

最初、まったく鳥居をくぐらずに来てしまったので
鳥居を見るために坂を下りました。

外堀通りの鳥居は奇麗でモダンです。
鳥居前の交差点の向こうには赤坂のTBS本社が見えます。

この鳥居を抜けて階段を上ると南神門に続きます。
驚いたのはバリアフリーが行き届いていて
エスカレーターで上まで行けるところ。

男坂の鳥居

案内図で境内の配置を見るとこの男坂の鳥居が正面といった感じです。
外堀通りからの景色に比べるとやはり神聖な雰囲気があります。

神門
神門の内側には「皇城之鎮」の額

皇居参観の事で頭いっぱいで
御朱印帳を忘れたので書置きで貰いました。

買い置きの場合はオリジナルの小さいクリアファイルがもらえるようです。
二種類から選べました。
朱印帳に書いてもらってる方はオリジナルの栞を挟んでもらっているようでした。

肝心の御朱印帳も忘れたし、

国会からも近い日枝神社の御朱印を貰ったら
帰宅でも良かったのですが、
できるだけ一回でたくさんの場所に回っておきたいので、
乃木神社東郷神社にも立ち寄る事にしました。
どちらも明治時代の軍人を祀る神社です。
乃木神社は乃木坂駅が最寄、
東郷神社は明治神宮前(原宿駅)が最寄
日枝神社のある赤坂駅から
東京メトロ千代田線
それぞれ一駅、二駅ほどの距離ですが、
皇居前広場から国会も結構な距離があったので
贅沢に地下鉄を利用していきます。

乃木神社

第一鳥居

第二鳥居

本殿
今、乃木坂でネット検索したらアイドルグループの事ばかりで
全く検索に上がらないのですが、
この坂の上に乃木希典陸軍大将の自宅があったことから、
その名が名づけられているので、こちらが本家本元です。
乃木将軍は日露戦争で陸軍を指揮して
難攻不落と言われたロシアの旅順要塞を陥落させ
世界的な名声を得ました。
水師営会見(降伏文書署名)では敵将ステッセルの帯剣を許し、
この武士道精神は美談として語られます。
日露戦争後は明治天皇の勅命を受けて学習院長を務め、
後の昭和天皇の教育係を務めた教育者でもありました。
乃木将軍は主君である明治天皇崩御の知らせを受け
大喪の日に妻と共に殉死
大正時代に入って明治神宮が建てられた後、
自宅の隣に乃木将軍を祀る神社が建てられました。
京都伏見の明治天皇陵の隣にも寄り添うように乃木神社があります。
京都の方で御朱印を頂いたので
東京の方にも参拝してみたかったんです。
書置きの御朱印を頼むと、頼んでから書き始めたので
どうやら書置きを準備してなかったようです。
実際には書置きではない出来立ての御朱印を頂きましたが、
この長い和紙に書いて織り込む形式の朱印、たまにありますが、
サイズがまちまちで朱印帳に収まるのか冷や冷やします(;^ω^)
乃木将軍の漢詩がかかれた栞付き
御朱印はいたってシンプル。
後日切って朱印帳に張り付けよう

乃木邸

乃木将軍の自宅は現存しており、
自決の現場を外から眺めることができます。

東郷神社

乃木神社と来たら東郷神社に行く他ありませんw

祀られている東郷平八郎
日本海海戦大勝を収め、日露戦争を勝利に導いた
世界三大提督にも名を連ねる大提督です。
「陸の乃木、海の東郷」と並び称されます。
数年前に記念艦三笠にも乗船したので
是非とも行っておきたいところでした。

明治神宮前駅(原宿駅)に付いて
なんだかスタートラインに戻ったような感じですが、
明治神宮には目もくれず、場違いな竹下通りを進みます。
しばらく韓流アイドルやらチーズハットグやら
新大久保をしのぐ勢いで
韓流ごり押しな原宿空間に圧倒されながら進むと
オフィスビルの一角に小さく東郷神社の案内が、
東郷神社のシンボルとしてZ旗と旭日旗が書かれていますが、
心なしか旭日旗が目立たないような…

この階段を抜けると東郷神社があります。

若者でにぎわう竹下通りですが、
一つ裏の路地に入ると意外にも閑静な神社になっています。

神門
閑静ではあるが手水舎付近に原宿系の影響が見えなくもない
扉に大きな紋がある。
皇室の菊紋と東郷家の家紋である蔦の葉を組み合わせたもの
本殿
潜水艦殉国碑
式場として使われる東郷記念館

東郷神社も戦争によって被災し、荒廃が進んでいました。
東郷を深く敬愛していた
アメリカ海軍のチェスター・ニミッツ提督
戦艦三笠の保存に尽力したように
この神社の再建にも関わり、10万円を寄付しました。
東郷とニミッツの師弟関係
日米戦争後の日米親善に大きな影響を与えました。

御朱印にも東郷家の家紋である蔦の葉がある
残念ながら今回はすべて書置きになってしまいましたが、
ひと先ず東京五社コンプリートを果たせて良かったです。
日枝神社では今年の元日から
「官弊中社時代」「大正中期」二種類の復刻御朱印を始めたそうで
機会があれば再訪したいと思います!

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