これまで横浜や横須賀、
観音崎、鎌倉、江ノ島など海の方には行きましたが、
山の方はほとんど行ってなかったんですよね。
小金井に住んでて最寄りの中央線の駅からアクセスしやすいんですけど、
厚木に住んでた弟と二人で行動するために合流しやすさで
いつも新宿が起点でした。
まぁ東に行けば自然と海の方に…
というか他県に行くしかなかった訳です。(主に神奈川県)
東京観光と言っても都会は新宿見たら別にどこでも一緒な感じがしますし、
よほどの関心がなければ皇居や国会など
中枢が集まる千代田区に行ってもつまらない。
渋谷や原宿なんて眼中にないわけで
逆に秋葉原や中野、お台場は身近過ぎて観光のうちに入らない(笑)
本当の観光地は浅草と上野だけっていうイメージが強かったです。
まぁどこも一通り行ったことありますし、
一回行ったらそれでいいかなという感じです。
なので親と行った奥多摩なんかは逆に新鮮でした。
今回は奥多摩観光で御岳山登った流れで
日本一、世界一の年間登山者数を誇る高尾山に挑戦してみました。
中央線高尾駅から京王線に乗り換えて高尾山口駅下車。
午前10時ごろなのでまだ人少な目。
駅降りて真っ先に見えるのがデカデカとした案内図です。
登山メインではないので登山道はスルーしてケーブルカー使用ですw
その前に車窓からちらちら見えていた大鳥居の
高尾氷川神社に旅の成功をお祈りしました。
高尾氷川神社
この高尾氷川神社はあの埼玉の氷川神社から勧請されたもので
そこそこ歴史もあるようでしたが、
周辺にはトリックアート美術館があったりと観光地化されていて
駐車場のわきにひっそり佇み、神職の方もいらっしゃらない感じでした。
御朱印所があるというのでとりあえず御朱印帳片手に事務所に行きましたが、
普通のおじさんに「書置きです」と言われ手渡されたのがコチラ
確実に全部ハンコですね…(;^ω^)
まぁお金じゃないのは分かっているんですが、
これでいっちょ前に200円取るのだからちょっと残念。
気を取り直していざ高尾山へ
高尾山薬王院
御岳山に続いての登山鉄道。
御岳山は駅行くまでが結構大変な坂道でしたが、こっちは楽々です。
まぁ車両や景色は御岳山と大して変わりませんね。
ただ座っていても少し踏ん張りたくなるぐらい傾斜が急です。
世界一傾斜が急なケーブルカーだそうです。
駅を降りてすぐ開けた展望台に出れます。
御岳山は展望台に出るまでも大変でしたが、
ずいぶん楽にこの景色が見れるんですね。
御岳山からの景色も山々が美しいですが、
新宿副都心の高層ビル群や東京タワー、スカイツリーがしっかり眺められ
都心のすぐそばに自然豊かな高尾山あることがよく分かります。
まずはお目当ての高尾山薬王院に向かいます。
道中にたこ杉など変わった巨木や仏教的な石碑や石像が点在しています。
この階段を登り切った先にあります。
ここまで息切れすることなく他の登山者を横目にどんどん追い越していきます。
(ケーブルカー使ったから)
着いた。
それなりに大きいし格式あるお寺だと思うんですけど
こうした天狗のモニュメントが境内にたくさんあり、
北島三郎の歌も流れてくるし…すごい観光地感。
お参り前に御朱印所を発見。
本来ならお参り後にもらうものだとは思いますが、
これから混むことを予想して先に並ばずに書いてもらいました。
力強い書体で満足。
やっぱり目の前で書いてもらうに限ります。
拝殿
当初の予定ではここから下山するつもりでしたが、
まだ比較的時間が早かったのと体力的に余裕があったので、
奥の院にも行くことにしました。
だいぶ登ってきたので景色も紅葉してきました。
奥の院の装飾は武蔵御嶽神社とよく似てますし、
寺と言いながらしっかり鳥居がありますね。
やはりこうした山など奥地に行くと
神仏習合の影響が色濃く残っているのかもしれませんね。
天狗の下駄でしょうか?
ここまで来ると天狗に遭えるかはともかく
山頂まで行ってみたくなりさら登る事に。
ここからはさらに山深くなり一気に登山感が強くなります。
着いた。
あとどれぐらいかな?と思い始めたあたりで山頂。
登山にしてはかなりあっさり。
この日は天気も良く空気も澄んでいて展望台からは富士山もクッキリ見えました!
最高の登山日和でしたね。気持ちが良いです。
登りは一回も休憩しなかったので下山途中でいろいろ寄ってみました。
高尾名物のごま団子。
タイから贈られた仏舎利塔。
こちらで昼食を頂きました。
ここは外のベランダの席からの景色が良いのですが、
埋まってたので一度テーブル席について、
その後席が空いたので注文が届いたあたりで席移動しようと思いましたが、
席移動禁止と言われたので断念…(;^ω^)まだ店内空いてるのに
融通が利かない店員に少し不満を感じつつも麺をすする。
行きと同じくケーブルカーで下山。
下山途中にこれから登るであろう多くの登山客とすれ違い
御朱印所も列ができてました。
早めに出て正解でした。平日なのに恐るべき高尾山。
まだお昼だったので高尾駅まで戻り、
以前迷って行けなかった武蔵野陵墓地に行くことに
武蔵野陵墓地
高尾駅から徒歩15分ほどですが、
途中、閑散としたガード下を通ったり、閑静な住宅地を通ったりするので
この地図がなかったら延々外周を回る羽目になります(;^ω^)
着きました。
高尾山と打って変わって誰もいない…
人っ子一人いないのにこの広大なスペース
ちょっと離れたところにパトカーが一台…
こちらの様子を窺うかのような視線を感じ妙な緊張感が漂います。
「昭和の魂を持った平成男児」としては
平成が終わる前に一度来てみたかったのです。
広大な参道を歩いている途中に
ジョギングしてるおじさんや散策中の老夫婦にすれ違ってちょっとホッとするw
大正天皇が眠る多摩陵。
地元京都の伏見桃山陵とよく似てますが、
明治天皇が別格扱いなのか平地にあるためか分かりませんが、
少しコンパクトな印象。
今度帰郷した際には再度伏見桃山陵に行って確かめてみたい。
貞明皇后の眠る多摩東陵。
多摩陵よりも高さがないのが分かります。
先帝陛下の昭和天皇が眠る武蔵野陵。
象徴天皇という立場から威圧感を無くすために
多摩陵に比べてできるだけ低く、近い位置に作られたそうです。
香淳皇后の眠る武蔵野東陵。
それぞれの皇族ゆかりの木が植樹されています。
多摩陵エリア、武蔵野陵エリアそれぞれに
一人ずつ警官がいて常に警戒しているのと
お墓という性質上写真を撮るのに勇気がいりましたが頑張りましたw
多摩陵の西隣でずっと工事をやってますが、
どうやら今上陛下の御陵が建設されているようですね。
この事は現地では公然の秘密だそうで
調べてみたら普通に新聞記事になってました。
昭和天皇の御陵が崩御後急いで作られて混乱したので
天皇皇后両陛下の意思を尊重しながら、
その規模や様式を前もって決め、生前から建設することになったのだとか…
そう思って見ると来年の改元も含めて寂しい気持ちになりますね。
個人的に陛下が譲位後、京都にお戻りになるなら
伏見桃山陵の近くに作れば東京と京都に二人ずつでちょうどいいのに
なんて勝手なことを思います(;^ω^)
天皇陵には御朱印ではなく御陵印が貰えるところが全国で五か所あり、
武蔵野陵では大正天皇、昭和天皇の二つ貰えます。
他は京都に二か所、大阪と奈良に一か所と関西に集中しているので
東京に住んでいるうちに必ず欲しかったんです!(`・ω・´)
御陵印は参拝の記念スタンプのようなもので事務所に行けば無料で押せます。
奈良の橿原神宮に行った時に奈良の方は貰ったのですが、
そこは33個と数が多く事務所内の椅子に座り一つ一つ自分で押したのですが、
こちらは二つだけだったので係の人にきれいに押してもらえました。
なかなか見どころが多く成果があった旅でしたが、
一つやり残したことがあり、
その後もう一度八王子に出向くことになるのでした…(また後日書きます)
高尾氷川神社に行ったことだし、今度は本社の埼玉の氷川神社に行く予定。
近辺のおすすめスポットがあったらぜひ教えてください。
まんまる。見聞録では関東近辺の神社仏閣を中心にいろいろ見て回る予定です。
行ってほしい場所などあったら教えてください。
行ける範囲で行きますw
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