10月1日は「都民の日」です。
都民の日は東京都が管轄する博物館や美術館などが
当日に限り入場無料になります!
昨年はそうとも知らずにいつも通り吉祥寺に散策に出て
偶然入場無料だったので動物園(井の頭自然文化園)に行ったのですが、
今回は事前に計画して
ホームタウン小金井市の「江戸東京たてもの園」に行ってきました!
江戸東京たてもの園
江戸東京たてもの園は小金井公園の中にある野外博物館。
ここに江戸時代から昭和初期にかけての歴史的建造物が
取り壊されずに一か所に移築されています。
同市にあるスタジオジブリ制作の
「千と千尋の神隠し」に出てくる建物のモデルになったロケ地としても有名です。
そもそもたてもの園シンボルキャラクター「えどまる」も
小金井市のシンボルキャラクター「こきんちゃん」も
宮崎駿のデザインなんですよね。
小金井公園自体はランニングで何度も来てますし、
たてもの園も過去に何度か入場料を払っていっていますが、
せっかくなので一人でじっくり見てきました。
旧光華殿(現・江戸東京たてもの園ビジターセンター) |
エントランスになっている建物も歴史的な建物です。
昭和15年(1940年)に
皇紀2600年記念式典の会場として皇居外苑に造営された旧光華殿。
式典終了後の昭和16年8月に当地へ移築。
東ゾーン全景 |
天明家(農家) |
江戸時代の豪農が住んだ、長屋門をもつ格式高い農家。
村上精華堂(化粧品店) |
池之端にあった小間物屋。看板建築。
イオニア式オーダー風の列柱と瓦葺きの和風屋根を組み合わせた外観が個性的。
植村邸 |
新富町にあった銅板張りの看板建築。
大和屋本店(乾物屋) |
港区白金台にあった木造3階建ての商店。
川野商店(和傘問屋) |
出桁造りの和傘製造問屋。
小寺醤油店 |
出桁造りの商家。
日本酒、味噌、醤油を量り売りしていた。
店内は昭和30年代後半の状況を再現。
子宝湯 |
足立区千住にあった宮造りの銭湯(1929年建築)。
湯婆婆の油屋のモデルの一つ。
仕立屋 |
出桁造りの町家。内部は大正期の仕立屋の仕事場を再現している。
万徳旅館 |
青梅市西分町の青梅街道沿いにあった旅館。
建物は創建当初の様子を、室内は1950年頃の様子を復元している。
武居三省堂、花市生花店 |
三省堂内部 |
神田にあった文房具屋。看板建築。
釜爺の仕事場のモデル。
武蔵野つけうどん 650円(税込)+かき揚げ |
たべもの処「蔵」でお昼休憩。
武蔵野の伝統の味を伝える手打ちうどんを頂きました。
万世橋交番 |
万世橋のたもと、旧万世橋駅の傍にあった煉瓦造の交番。
竣工年不詳だが、明治後期と推定される。
伊達家の門 |
大正時代に伊達侯爵家(旧宇和島藩伊達家)が白金三光町に建てた屋敷の表門。
片番所を設けた大名屋敷の格式で建てられている。
西川家別邸 |
西川製糸創業者・西川伊左衛門が接客用兼隠居所として用いた和風邸宅。
大正11年(1922年)竣工。
高橋是清邸 |
二・二六事件で暗殺された政治家・高橋是清の邸宅。
明治35年(1902年)落成。総栂普請。
和風邸宅に窓ガラスを使った初期の事例である。
是清はこの建物の2階で暗殺された。
流血の現場 |
当時のガラスなので厚みにむらがあり歪みが出ている。 |
田園調布の家(大川邸) |
「田園都市」の理想のもと開発された
近郊住宅地に建てられた大正期の洋風郊外住宅。
下見板張りの外壁とテラスにパーゴラが設けられている。
岡田信一郎の事務所にいた三井道男による設計。
前川國男邸 |
モダニズム建築家の前川國男が1942年に建てた自邸。
戦時の建築統制下で建築面積は小さく抑えつつも、
大屋根の中央に吹き抜けの居間とロフト風の2階を配している。
東京都指定有形文化財。
奄美の高倉 |
江戸末期頃、奄美大島宇検村に建てられた穀物倉。
高倉形式で、茅葺の屋根部分が貯蔵庫になっている。
デ・ラランデ邸 |
新宿区信濃町にあった西洋館。
気象学者・物理学者の北尾次郎が自邸として設計したと伝わる平屋建てであったが、
1910年ごろ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより、
木造3階建へ大規模に増築され、その当時の姿を想定して復元された。
バリアフリーの便宜を図り、外付けで2階へのエレベーターが設置されている。
旧自証院霊屋 |
江戸初期の慶安5年(1652年)に建てられた、
幕府大棟梁甲良宗賀による華やかな霊廟建築。
3代将軍徳川家光の側室自証院(お振りの方、石田三成の曾孫)を祀ったもの。
東京にいながらレトロな空間を味わえる貴重な場所だと思います!
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